九品寺

九品寺について

年間行事

九品寺では、様々な行事・仏事を開催しています。
仏の御教えを聞く場として、地域の様々な人たちが集い、
大切な人へ祈りを捧げる時間を大切にしながら、ご縁を広げていきます。

1月1日修正会しゅしょうえ

元日の朝。新しい年の始めにあたり、天下泰平や人々の幸福を祈って行う法要です。「修正」とは、正月に修する法会(ほうえ)の意味。起源は中国の年始の儀式にあるとされ、日本では平安時代以降から広く行われるようになりました。

1月25日御忌会ぎょきえ

生涯をかけてお念仏の教えを説き広めた宗祖法然上人のご命日である1月25日に、その恩徳を偲んで営む法要です。「御忌」とはもともと天皇や皇后の忌日法要に対する敬称でしたが、大永三年(1523)に、「法然上人の年忌を『御忌』とし、毎年1月に7日間の法要を勤めるように」との詔勅が後柏原天皇から総本山知恩院に下されて以降、特に法然上人の忌日法要にこの言葉が用いられるようになりました。

2月15日涅槃会ねはんえ

お釈迦さまが入滅された2月15日に勤める追悼報恩のための法要。お釈迦さまのお誕生を祝う花まつり(4月8日)や、悟りを開かれたことを記念して行う成道会(12月8日)と並んで、お釈迦さま三大法要の一つに数えられます。涅槃(ねはん)とは悟りの境地、苦しみが消滅した状態を意味します。お釈迦さまがこの世での命を終えたこと(入滅)により、身体的な苦からも脱して完全な涅槃に至ったとすることから、お釈迦さまの入滅を「涅槃」と称しています。

※ 紀元前5世紀ごろルンビニ(ネパールとインドの国境付近)で生まれ、やがて人生の無常を憂い出家したお釈迦さまは、35歳で悟りを得ます。以後、修行の旅に各地を巡り、煩悩が引きおこす苦しみから逃れ、安らぎを得るという教えを人々に授けました。伝道の旅は、80歳で亡くなられる寸前まで続き、その入滅の様子は経典に詳しく伝えられています。

4月8日灌仏会かんぶつえ (花まつり)

お釈迦さまのお生まれになった4月8日に、その誕生を祝う行事です。花々に彩られた花御堂の中にいらっしゃる小さなお釈迦さまのお像に甘茶をかけます。これは、お釈迦さまが誕生された際、天から神々が降りてきて祝福のために甘露の水を注いだという経典の説示に由来します。一般には「花まつり」の呼び名で親しまれています。

8月20日施餓鬼会せがきえ (おせがき)

生前の強欲や嫉妬などの行いの報いとして、飲食のままならない、常に餓えに苦しむ世界に堕ちた衆生に飲食を施して救い、その功徳を先祖供養のために振り向ける法要です。一般に「おせがき」とも呼びならわされています。

12月8日成道会じょうどうえ

お釈迦さまがさとりを開かれたことを記念して12月8日におこないます。浄土宗ではお釈迦さまが修められた苦行に思いをいたし、仏教を開かれたこと、またお念仏の教えを伝えてくださったことに対する感謝の意を込め、お釈迦さまの名(南無釈迦牟尼仏=なむしゃかむにぶつ)と阿弥陀さまの名(南無阿弥陀仏)をとなえてお勤めをします。